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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2007/10/31

うちのハロウィーン♪

HAPPY HALOWEEN !

うちの畑で取れたカボチャに
切り込みを入れ、カボチャのランプ、
ジャック・オー・ランタンを作りました。

なかなかの表情で、
いい感じに出来上がりました♪

ハロウィーンはヨーロッパ発祥ですが、
アメリカではお祭りとして
盛大にお祝いしていますが、


実はオーストラリアでは
それ程ではありません。          


最近は、
アメリカからイベントが入ってきて
まだ少しですが、
ハロウィーンを楽しむようになってきました。

日本でもそうですよね。




うちでも子供たちと楽しもうと、
手作りで仮装したり、メイクしたりしてみました。  


スパイダーマン、
ゲゲゲの鬼太郎のネコ娘、
がい骨、吸血鬼、

大人もゾンビのメイクをして
みんなで夕食を食べました。(笑) 

もし急にお客さんが来たら
ビックリしたでしょうね。(笑)


           
夕食のメニューは・・・・。

ミミズ・パスタ(イカ墨のパスタ)
魔女のスープパスタ
(クモ、カボチャ、ふくろう、魔女の形のパスタ)と、
シンプルですが、想像力をふくらませ色々見立てて、

乾燥ナメクジ(シュレデッドチーズ)
乾燥シラミ(パルメサンチーズ)
ドラキュラのヨダレ(タバスコ)
乾燥鼻クソ(黒コショウ)



「乾燥ナメクジ取ってちょうだい」とか
「吸血鬼のヨダレは少しだけ入れるね」などと言いながら
怪しい風貌で、わいわい楽しく夕食を過ごしました。
  
夕食後はお待ちかね、
「トリック オア トリート♫」
と言っても、近所を回るのでなく、
子供たちが親のところにやって来て、

ミミズのグミ、タコのグミ、
ハロウィーンのチョコなどのお菓子を貰い、
それをデザートにしました(笑)

大人ゾンビの写真追加しました。
かなり乗り気なオージーおやじです(笑)

2007/10/26

窯焚きワークショップ  FANTASTIC FIRE !!

昨日、25日から 窯焚きのワークショップ
FANTASTIC FIRE が始まりました。

ユアンを含む4人の講師がそれぞれ
自分の薪窯の焚き方を教えていきます。

煙のほとんど出ない、
日下部さんのスーパー・さすけね窯。

小さくて、すぐに造れる
スティーブさんの塩窯。

炎のパフォーマンス、ワリさんの
フライング・キルン。

そして、効率的に焚け、ソ
ーダ灰で焼く、夫のユアン窯。



前回の
窯造りのワークショップでも教えた
日下部さんも講師の1人です。

彼の窯には昨日作品を窯詰めし、
火が入りました。


土曜日の午後には
焚き終わる予定です。

一番時間がかかるため、
最初のスタートです。



みんなでグループに分かれ、
シフト制で交代しながら焚いていきます。







今日、他の2人の講師は窯を造り、準備し、
明日窯に火を入れます。



ユアンは釉薬掛け、棚板の準備をし、
今日26日は窯詰めが終わり次第、
窯に火を入れます。

ただ、あいにくの雨なので
窯を詰めていく作業は釉薬が流れないよう
注意が必要だろうと思います・・・・。

作品は全て素焼きをしてあるので
いつもより短い時間で
今晩中に焚き終わる予定でしたが、
入れる作品が足りなくなり、
ついさっき、作品を取りに家に戻りました。

これらの作品は素焼きしていないので、
生から作品を焼くことになるので
14~15時間の窯焚きになります。
終わるのは、明日の明け方です。

「窯を楽器に例えると、どんなに素晴らしい楽器であっても、
演奏者や演奏次第で、素晴らしい音楽を奏でることも、
そうでないこともある。 
だから、今回の窯焚きのワークショップは
窯をどう活かせるかを教えられる、いいチャンスです!」 

と窯焚きを教えるにあたって、ユアンが言っていました。 
この窯への思い入れも大きいだけに
とても有意義な機会を得られたようです。

さて、窯焚きがどう進むでしょうか・・・。
また後日、結果を報告します。

 
また、このワークショップに合わせて、
10月15日から11月5日まで
益子陶芸倶楽部にてグループ展で、
講師とコーディネーターの5人が作品を展示しています。

こちらもよろしくお願いします。

2007/10/19

村田町蔵の陶器市が始まりました♪

19日(金)から21日(日)まで、
宮城県の 村田町 蔵の陶器市 
が始まりました。
詳しくはここをご覧下さい。
蔵の陶器市


設置があるので、
ユアンは昨日の朝早く、
軽トラで高速を走って行きました。

この陶器市はテントでなく、
蔵の中に陶器を展示します。

それぞれの蔵に趣きがあり、
雰囲気もいいそうです。  

もし都合がつく方や、近くにお越しの方は、ぜひお立ち寄りください。
ちょっと(?!)おやじギャグを飛ばしている、オージーおやじがいるはずです(笑) 

毎年、より良くしようと少しずつ改善され、前向きな陶器市のようです。
私は子供達と留守番なので、まだ行ったことはありませんが、
一度私も行って見たいものです。
なにせ子供が4人いて、学校もあるので無理なんです。
いつか・・・・。  

そう言えば、子供が生まれるまでは、
ユアンと結婚する前から、私は陶器市を手伝っていました。

最初は恥ずかしくて
「いらっしゃいませ」と大きな声で言えなかった・・・。

お客さんに作品について聞かれても、うまく説明できず、
結局ユアンを呼ぶことになったり、
あまりの勢いで値引きを求められて、値引きしすぎて
ユアンに後で「それは負けすぎです」と言われたり・・・・。 

それが回数を重ねるごとに平気で
「いらっしゃいませ」と大きな声で言えるようになり、
自信を持って作品の説明ができるようになり、
オバ様パワーにも負けず、値引きもそこそこで出来るようになったり(笑)
初対面の人と話が出来るようになったりしました。
成長しましたね(笑) 

それに何よりも多くの方との出会いがありました。
最初は陶器市のお客さんだったのに、
友人として、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている方々が沢山います。 

うちの子供たちの成長はもちろん、彼らの子供達の成長も一緒に味わっています。 
直接、作家であるユアンと、使い手であるお客さんが話ができ、
作品への反応を見られ、そして、こういう出会いがあることも、
ユアンが陶器市をしている理由です。 

今年もまた多くの方に出会えるのでしょうか?
帰ってから話を聞くのが楽しみです。

2007/10/11

あの窯に火を入れました!

先日の窯造りワークショップで造った
窯を焚きました。

10月4日に窯詰めし、
5日に火を入れ、窯焚きしました。

参加者や講師みんなの作品を入れ、
調子よく13時間で焚けたそうです。

途中、ユアンが少しその場を離れた時に
「ドンッ!」という爆発音がありビックリしたそうですが、
9日に窯を開けた時には何も問題なく
ほとんどロスもなく焼き上がりました。

たぶん、基礎のコンクリート部分で
亀裂が入ったのだろうということですが、
こういうことはよくあり、問題ないそうです。

時には気泡や水分のある作品が爆発し、
周りの作品にも被害が及ぶこともあります。
しいて言えば、密閉を良くしたために 還元で焚くところが、
強還元になってしまったそうです。

左の写真はドアの部分ですが、
新聞紙に薄めた耐火モルタルを塗り
ドア部分に貼り付け、
その上にまた薄めたモルタルを塗りました。
密閉度は高くなりますが、
この窯は、そこまで密閉しなくても大丈夫でした。

この写真、幻想的でなんだか絵のようですよね。

それから、もう1人の講師の
日下部さんが書いてくださりユアン窯は
「釉碗窯」と上に看板が掛けられました。

窯焚きの日、
ユアンはカメラを持って行ったけどメモリーカードを忘れ、
写真に撮れませんでした。(笑) 

窯出しの時には持って行き、
開ける前に少し撮れたそうですが
みんな窯の前にわっと集まり撮れなかったそうです。

私はその集まって興奮しているところを撮って欲しかったな
と思いましたが、仕方ありません・・・。

そういうところも、ユアンらしいです。(笑)

今月25日からは同じ場所で、
窯焚きのワークショップ
「Fantastic Fire」が行われます。

その時の窯焚きに、
もう少しどう工夫すればいいかが分かり、
貴重な窯焚きとなりました。

「毎年1回、このメンバーで集まり、この窯を焚きたい」
と参加者からの声も上がったそうです。

苦楽を共にした、いい仲間という感じですね。 

みなさん、本当にお疲れさまでした。