ページ

Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2008/03/24

Happy Easter !


今年は3月21日が
Good Friday (グッド・フライデイ)で、
23日が Easter Sunday
(イースター・サンデイ)でした。  

21日の朝食に
ホットクロス・バンという十字の
模様がついたパンを食べます。  

その日はキリストが
十字架に掛けられた日なので
殺生をしないということで
肉を食べず、魚を食べます。    

このホットクロス・バンは近くのパン屋で買える訳もないので
ユアンが今年も手作りしました。
  

23日はキリストの復活を祝って
再生の象徴である卵を食べたり、
ゆで卵を色付けして、庭に隠して、
子供たちがエッグ・ハンティングをして探します。  

朝食の後にみんなで絵を描いたり、
色を付けたりしました。  

これが結構楽しくて、
大人も夢中になってしまいます(笑)  

私もスパイダーマンの顔を描いたり・・・。
 

         
その後、なんとウサギ男が出現!  

彼は卵を隠し、
子供たちは楽しそうに卵探しをしました。      


卵形のチョコレートを食べるのも習慣で
朝起きるとイースター・バニーから子供たちに
チョコレートがプレゼントされているんです!  

オーストラリアではこの時期、
スーパーは卵形チョコレートで
いっぱいになります。

しかし、日本では小さなものや、
中におもちゃの入ったものしかないんです。
  
昨年のイースターの時に
知り合いの、知り合いの家族が
オーストラリアから日本観光に来て、
うちに寄りました。

初対面でしたが、
みんなでバーベキューをし
ワインを飲んで楽しく過ごしました。  

なんと、その方たちが、
卵形のチョコレートの型を
送ってくださいました。  

実は、手作りしようと思い
ネットで型を探していた私は驚き、うれしかったです。 
   
そして手作りに挑戦しましたが
なかなか難しくて・・・・。

夜遅くまで掛かりました。(汗)    

何とか形になり、
イースター・バニーから子供たちに
あげることが出来ました。  

手や口をチョコレートだらけにして
おいしそうに食べる姿は笑えましたが
取り合えず成功したと思います。(笑) 
         

イースター・バニーからの
プレゼントなので、  

子供たちには内緒の話です・・・。

2008/03/20

失敗を探る・・・

先日の窯焚きで出た作品に、
ひび割れたものが出てしまった・・・。  

しかも
注文のあった、カップだけに・・・。  

40個のうち28個が
ひび割れてしまった。    

これは痛い!

注文は20個だったので、
残りの分の作品はお願いして、
待って頂きました。      


他の作品は大丈夫でしたし、
同じ釉薬を使ったものも
大丈夫でした。    

ということは、
このひびは窯焚きの時に
出来たものではなく、
釉薬の問題でもなく、
その前の段階であるということです。  


ユアンは作品を素焼きせず、
生の作品を乾燥させてから、
窯焚きの時に、最初の部分をゆっくりと焼き、
本焼きしています。  

このカップは注文の作品であったので、
制作の最初の段階で、随分と前に作っておいたので
よく乾燥させてあり、土の中に水分も残っていなかったはず・・・。
  
ロクロの制作の段階でも、
乾燥段階でも問題がない・・・・。    

では、なぜだろう?? 
と2人で考え、気が付きました。  

ずっと前に作っておいたので、
作品についた埃を釉薬掛けの時に、
釉薬をはじかないために
濡らしてよく絞ったスポンジで
ユアンが埃を拭き取っていました。  

その時に作品が水分を吸い込んでしまったのです。 

素焼きしていない、生の作品なので
わずかな水分であったのに、小さななひび割れを起こしてしまい、
焼いた時に大きなひびとなってしまったのです。    

原因が分かったので、これからどうすればいいか分かりました。  

今までは制作して、窯焚きの前に作品に釉薬掛けをしていましたが、
これからは、作品が乾いたら、
その都度釉薬を掛けていけばいいということです。  

一度釉薬が掛けてあれば、その上に埃があっても、
窯焚きで1300度で焼いてしまうので、
跡形もなくきれいに焼きあがります。 

     

「失敗は成功の母」とも言いますし、
この失敗を探る作業、
なかなか勉強になりました。  

わずかなことであっても、
大きなミスにつながる・・・。
失敗から学んでいきます。

そして、失敗を繰り返さないよう、
少しずつ改善していきます。

2008/03/01

みんなで薪の準備です!

少し暖かくなったと思ったら、
また寒くなりました。

ストーブのための薪の準備をしなくては!  

寒さの苦手なユアンには、
ここの底冷えする冬は辛いようです。
薪ストーブのおかげで、
家の中を暖かくできます。  

昨年末に切り倒したクヌギの木を、
林からみんなで運びました。  

どうやってか?というと・・・。        

ユアンがチェインソーで短く切った丸太を
ゴロンゴロンとみんなで転がしてです。(笑)  

ゴロン、ゴロン、ゴロン、ゴロン
と足や手を使って、
前の山から転がしていきます。  

結構疲れるんです。この作業が・・・。    

この冬何回かこの作業をしました。
みんなでだったり、
ユアンだけだったり・・・。     

そして、ユアンが斧で薪を割り、
カーン、カーンと大きな薪も
気持ちがいいくらいに割れます。  

でもユアンだからこそできるんです。  

私もやってみましたが、
薪割りは、なかなか難しいです・・・。 

すぐに手にマメができ、
息も切れ切れになり、
腕も筋肉痛になります(苦笑)  

そして、
みんなで割った薪を集め、積みます。
これでまたしばらく、家を暖かくすることが出来ます。  

クヌギは英語で「Ash Tree」といい、
「 Seer or green, it's fit for a queen ! 」
(乾燥していても生の緑でもよく燃え、クイーンにも合う)
と言われているくらい、よく燃える、薪に適した木です。  

まだ乾燥していなくても、
ちょっと細く割ると燃えます。
太めの薪でも、最初はジクジクしていますが、
その後強く燃えだします。    



子供がダディの真似して
薪割りに挑戦です。(笑)  

おもちゃのゴルフクラブを斧にして、
割った薪を置いて、
叩いてるだけですが、
結構その気になってます。(笑) 


もう少し大きくなったら、
本当の薪割りを
手伝ってくれることを期待してます。
   
            


どのくらい待つのでしょうね?
でも、楽しみです。