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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2008/05/30

怪しい人影?!

27日夜、翌日を末息子の保育所のバス遠足を控え、
朝が早いので、みんなで早く寝ました。  

そして夜中にふと気配を感じて目を覚ましたんです。    

ベッドの傍らに黒い人影が!!?? 

突然のことで、頭も働かず、声も出ませんでした。
すると・・・、  

「ただいま」  

え?今、ただいまって影が言ったぞ?   

何と、ユアンでした。日本橋の個展に行っているユアンが、
ちょっとホームシックになって、ローカル線の最終に間に合うように
電車を乗り継ぎ帰って来たのでした。  

びっくりしたぞおうううううう!!!
と言いたかったけど、ゴクリと飲み込みました。  

「おかえり」と何とか言えました。(笑)      

今、個展中の海老屋美術店のご主人、三宅さんは
大阪へよく出張するのですが、彼が言うには、
「4日目が一番家が恋しくなる」のだそうです。  

確かに、個展4日目でした・・・。      

その上、今回の個展は家族で使いたい器がテーマであり、
また、31日でユアンの母が他界して4年になります。  

都会の中で、大勢の人に囲まれている中で
余計に孤独感や寂しさがでてしまったのでしょうか・・・。    

翌朝、彼は元気に家から個展会場へ向かいました。    



末息子は、ユアンが戻ってすぐから、突然、胃腸系の上からの方の風邪で、
熱も39度まで上がり、保育所のバス遠足は欠席し、
病院に行くことになりました。  

今は大分調子もよくなり、一安心です。           




4年前の5月30日・・・、
オーストラリアから、入院中の母の容態が急変したと電話がありました。  

海老屋美術店で個展中だったユアンに、

「後は大丈夫だから、ユアンはもう家に帰った方がいい」
と、三宅さんは言い、肩を押してくれました。  

私も必死で飛行機のチケットを探し、手配してましたが、
どんなに急いでも、6月1日のフライトしか取れませんでした。  

ユアンが家に戻ってから夜に、向こうから電話があり、
たぶんこれが最後になると思うからと、
話のできない状態の母の耳元に電話を置いてくれました。  

私たちも子供たちも、母へ呼びかけ、
ユアンはその後しばらく話掛けていました。  

翌朝、息を引き取ったと連絡を受けました。    

この時程、オーストラリアをとても遠く感じたことはありません。

      
For Mum,  with all our love


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