ページ

Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2008/12/22

今年最後の大仕事

やったぁ~!!

ユアンがここ最近寝る間を惜しんで制作していた、
G’Dropさんのご注文の作品を
窯から出し、今夜東京へ届けに行きました。


結局、2回の窯焚きとなりました。

それもかなり強硬なスケジュールで・・・・。

1回目は、窯詰めし、そのまま窯焚きをし、
明け方に焼き上がりました。
普段は窯詰めの翌朝に窯に火を入れるんです。

2回目は窯を開け、作品を取り出し、
棚板を削り、アルミナを塗り、
窯詰めをし、そのまま窯焚きをしました。

そして翌日、つまり昨日のお昼前に窯焚きを終え、
今日の午後、温度を見ながら148度まで待って
窯を開け、作品を取り出しました。

2回とも皿がほとんどの窯焚きで、
ぎっしりと作品を入れた状態でしたが、
なかなかいい焼き上がりで、ユアンも喜んでいました。

「渋い・・・」とつぶやきながら、作品を取り出している姿を見ました。(笑)

日本橋のG’dropさんで1月から3月までの間、
ユアンの器でおいしい料理を楽しんでいただけます。

私も行きたいです♪

そして、もう今日ですが、12月22日から1月5日まで
オーストラリアへ家族みんなで行ってきます。

4年半ぶりの帰省になります。

陸続きなら車で自力で行けますが(笑)、
さすがに大きな海を隔てて約6000kmは無理ですね。
それに家族6人となると、なかなか懐事情も難しいです・・・・。

めいいっぱい楽しんでくるつもりで~す♪

ユアンにはいい休養になるといいのですが・・・。



そうそう、ユアンの作品を扱って下さっている
岩手県の「くらふと一期舎」さんが企画し、クラフト展を行うそうです。
もし都合のつく方はぜひお立ち寄りください。


タイトル くらふと一期舎企画
      「益子焼特選逸品市(一期舎オリジナルクラフト展併催)」

場所 盛岡駅ビル「Fesan(フェザン)」
   南館BF催事場
   フェザンサイトはこちら↓
   http://www.fesan-jp.com/fesan/

期間 2008年12月26日(金)~2009年1月12日(月)
時間 毎日午前10時~午後8時(期間中無休)

とても味のある岩手魂のご主人がやっています。
もちろん、ユアンの作品もあります。

一期舎さんのブログにユアンのことを書いていただき、
うれしいお言葉まであり、
そんな風にユアンを見てくださっていたことに、
驚き、そして、ちょっとうれしくて感動しました。  
  
  
やっと今年最後の大仕事を終え、
まだ、荷造りが終わってないですが(大丈夫だろうか…)
今日からオーストラリアへ行ってきま~す♪

みなさんも、よいクリスマスと新年をお迎えください。

来年もまたよろしくお願いします。


あ!年賀状・・・・。(冷汗)
  

2008/12/16

長~い道のり・・・


この乾燥中の作品を見てくださいよ。
 
長~~~~~いでしょう?!

ここまでの「道のり」のようです(笑)


日本橋の「G'drop」さんからのご注文の作品、
ユアンは、がんばって制作しています。
 
時間という壁が、かなり大きいですが…。  
この乾燥は、急激にしてしまうと、
部分的にストレスがかかり、
ヒビが入ってしまいます。

乾燥が足りないと、
窯焚きの時に、
粘土の中の水分が
熱で膨張して、
作品が爆発してしまいます。





現在ユアンは、
これらの作品をロウ付けし、
釉薬掛けをしています。
その後窯詰め、そして窯焚きです。

 
作品が出来上がるまでに、
乾燥や、釉薬掛け、窯焚きなど色々な過程で、
作品がダメになってしまうことがあります。

 
そのために、多めに作品を作り、焼いていますが、
窯焚きのたびに、作品の出来上がりも違います。
だからこそ、出来上がった時の喜びは大きいです。  
それでも常に、次はもっと・・・という思いで
一歩一歩、前へ進んでいるユアンです。
 
その道は平坦ではないです。

時には行き詰まり、
時には疲れ果て、
時にはいっぱいいっぱいで破裂しそうになったり、
時にはあきらめそうになったりします。 

 
でも、
時には歌い、
時には口笛を吹き、
時には瞑想のように無心になり、
時には色々な考えが頭を回り、
時には思い出し笑いで噴き出したり、
そして出来上がった作品に喜びを感じ、
また先へ向かいます。



最近、工房の白板に
ユアンが文章を書きました。

そして、ユアンは一生懸命に
制作しています。

これは私が悩んだり、
心配している時に、
冷静に見られるようにと、
よく言ってくれた言葉です。

今度は自分に言ってるんだね…。

  


「God grant me the serenity to accept
the things I can not change
the courage to change the things I can
and the wisdom to know the difference. 」


「神よ、どうか私に与えたまえ。
変えられないことを受け入れる落着きを、
変えられることを変える勇気を、
そして、それを見分けられる知恵を。」

2008/12/14

休む間もなく・・・

ギャラリー・セントアイヴスでの
個展は無事に終わりました。
色々な方が
足を運んで下さいました。



ありがとうございました。




今回は会期中に3軒隣の
スペース・5・ワットカフェ」さんにて
ユアンの器でおいしい料理を楽しめました。


お食事会のように予約制で
限られた人だけでなく、
普通にお食事された方が
ユアンの器を使うことができました。


シェフさんも普段のメニューの料理であっても、
添える野菜や盛り付け方などを工夫して、
器を生かしてくださったので、
ユアンもとても喜んでいました。

「ほほ~~~~」と。(笑)
ありがとうございました。




個展も終わり、ホッと一息・・・
と言う訳にはいきません。


今月22日から1月5日まで
約5年ぶりにオーストラリアへ
家族で帰省します。


その前に、日本橋にある、
ダイニング&ワインバー
G'drop」さんから
大きなご注文をいただきました。


この1月から冬の器として
お店で使うものに、
ユアンの器を選んでくださったんです♪


冬の間、ここでおいしい料理を
ユアンの器で楽しんでいただけます。
もしよろしければ、お立ち寄りください。

だから、
オーストラリアへ出発する前に
作品を仕上げ、
納品しないとなんです。

ユアンは週末も休まず、
朝から晩まで制作してます。

手間や時間の掛る作品もあり、
窯焚きで思った通りに
焼きあがるわけではないので
注文の作品数よりも多めに
制作しなくてはならないのです。





また、お皿の作品がほとんどで
一つの作品で棚板の面積を
大きく使うので
2度、窯焚きを
しないといけないと思います。


制作量は膨大ですが、
とてもやり甲斐があるので、
プレッシャーとストレス、
そして時間と戦いながらも、
それらを吹き飛ばすように、
口笛を吹きながら制作しています。

このキリがついたら、オーストラリアで
しばしの休養がとれるはずだからね。

がんばれ、ユアン! 



合い間に、
子供の行事もこなしながら、
がんばってます。


保育所の発表会に
なんとサンタクロースが
来てくれたんですよ♪
 
子どもたちも大喜びでした。  


サンタクロースは
ダディに似てたんだそうです・・・。

2008/12/06

ほほ~~~♪


 

この週末までが 、
ギャラリー・セントアイヴスでの
個展となりました。


今朝早く、
ユアンは軽トラで東京に向かい、
日曜の夜に個展が終ってから、
作品を片付けて戻ります。

  

この個展の会期中に、
3軒隣の
「スペース・5・ワットカフェ」で
ユアンの器を使って、料理を楽しめるのですが、
カメラを持って行かなかったので写真を撮れなかったそうです。

写真はセントアイヴスさんのブログをご覧ください。
http://www.gallery-st-ives.co.jp/Top.htm

  

個展が始まって早速、ユアンは料理を頂いたそうです。
とっても、おいしかったそうです。

  

カウンターに座って、料理が出される度に、
一口食べては、
「お~~! さすが器がいいですね!」
と言って、シェフさんも一緒に笑ってたそうです。

  
これを嫌みなく、ジョークとして言えるのは
さすがユアンですね。(笑)

  

そして、「牛ホホ肉の赤ワイン煮」が出されると、
「ホホ~~~~~!」と・・・・。(笑)

  

おやじギャグは、別腹ならぬ、別脳なのでしょうね(笑)

  

写真がないので、上に、
新作の器にユアン作のパスタを載せてみました。

  

個展のオープニングパーティーで、
Yさんから私にと、ワインを頂きました。
葡萄の味わいがとてもする、美味しいワインです。

ありがとうございます。

  

実はこのワインをこのパスタに隠し味として
少しだけですが入れたので、
深みが出て一層おいしくなりました。

  
料理が趣味とはいえ、腕を上げたユアンです。

  
おいしくて、ペロリと食べてしまいました♪

2008/12/02

Ceramics Monthlyの表紙に!


アメリカの陶芸雑誌、
Ceramics Monthly 」の12月号に
ユアンの書いた記事が載りました♪
  
そして、それだけでなく、


その雑誌の表紙に ・・・
 

ユアンが使われたんです!!
正確にはユアンの器がですが(笑)
  
 
この陶芸誌は3本の指に入る程の
世界的に有名なものです。
  
  
 
ユアンはもちろん、
家族みんなで大喜びです♪
  
どれだけ家族で大騒ぎだったかは、
たぶんみなさんにも
想像がつくでしょうね(笑)
  
  

そして、おととい雑誌が手元に届き、
もちろん、
また大騒ぎで喜びしました(笑)
  
  
傍で見ている私も、
ユアンが少しずつ、このように評価されていくのは、
自分のことの様にとってもうれしいです。
  
  
よかったね、ユアン。
おめでとう♪
  

2008/11/29

GALLERY ST.IVES の個展が始まりました。



今度の個展をお知らせします。
ぜひお立ち寄りください。  
 
*****************
 
ユアン クレイグ作陶展
  
用の美、美の用 
The Art of Function,

the Function of Art
  
GALLERY ST.IVES
ギャラリー・セントアイヴス

11月29日(土)~12月7日(日)
11:30~18:30 (会期中 無休)
作家在廊日:11/ 29 ・ 30 ・ 12/ 6 ・ 7
  
  
用の美、美の用 
The Art of Function, the Function of Art
  
美術の目的が「美」を探究することであり、人生を豊かにするためならば、
「用の美」によって、その目的は、日々果たすことができるであろう。
自分の新作を皆さんと分かち合えることを楽しみにしています。
                                ユアン クレイグ
  
If the function of art is to enrich our lives through
the exploration of beauty,
then functional art allows us to achieve that
every day of our lives.
I look forward to sharing my new work with you.
                               Euan Craig

  
*******************************
  
オープニング・パーティーが11月29日(土)17:00~21:00に行われます。
お気軽にお立ち寄りください。
  
また、個展会期中の11月30日、12月3・4・5・6日に
ギャラリーの3軒隣の「スペース 5 ワット・カフェ」にて
ユアンの作品で料理を楽しんでいただけます♪



2008/11/21

サケだぁ~!!


最近、近所の方に釣りたての
「サケ」を頂きました。
  

後ろのライトと、
私の興奮のせいで
写真は見苦しいですが(笑)

大きいでしょう??!!


子供達も大興奮で、
「持ちた~い!」
とみんながやって来て、
順番に持ってみました。

末息子にはちょっとお手伝いしないとでしたが…(笑)


近くに流れる那珂川には
鮭が産卵のために上ってくるんです!

でも、誰でも捕っていい訳ではなく、
免許のような許可証を持っていないと
鮭を釣れないのだそうです。
  
  
鮭は北海道だけかと思っていた私は、
初めて鮭を頂いた時に、
栃木でもと知り、驚きました。


魚をさばくのが
うまくない私ですが、
何とか鮭をさばき、

塩、コショウとハーブと
おろしニンニクをまぶし、

薪ストーブのオーブンが
調度いい温度だったので、
トレイにのせ、
そこで焼きました。
 

とってもおいしかったですよ~♪  
子供達も大喜びで食べてくれました♪  

残念ながら、料理の写真は
撮るのを忘れてしまいました・・・。
  

2008/11/15

Salt and pepper


6月17日ののブログに書いた、
慌ただしいこの頃・・・  で、

ユアンが日本海の海水を
持ち帰ったこと覚えてますか?    

子供たちが、
夏休みの自由研究として、
あの海水から塩を作りました。    

味見してみると、海水の中のミネラルで、
塩辛い中にマイルドな旨味があり、
結構おいしいんです。   

海水はしっかり密閉してたせいか、
塩の殺菌力なのか、
傷んでませんでした。  

秋になり、寒い日が続いたので、
薪ストーブにも火を入れるようになり、
そこで、
家で使う分の塩も作ってみました。    

朝、フライパンに海水を入れ、
ストーブの上に置き、
後は待つだけです!


             
午後には、こんな風に結晶になり、
塩の出来上がりです♪  

1リットルで、
約30グラムの塩ができます。  

マイルドな味わいで、
塩・コショウの味付けでも
素材の味を引き立て、
おいしいですよ!           

その写真撮影をしているユアンを、
カメラで「パチリ」として思いました。  

なんだか、
頭に白いものが増えたなぁと・・・・。(笑)  

そう言えば、日本ではこのくらいを
「ゴマ塩」 と言いますよね。 

英語では、「Salt and Pepper (塩とコショウ)」
と言うんです。   

塩辛いピリッとした味の中にも
マイルドな味の出てきた、オージー親父。  

これからも末長く、よろしくお願いしますよ~♪ 

 

2008/11/10

益子観光

昨日、うちに滞在中の友人たちと
益子観光しました。

こんな近くに住んでるから、
逆に用事があっては行くけれど
観光なんて久しぶりです!!

と言っても、
無理のないペースで
少しだけでしたが・・・・。  



まず、益子参考館へ。

ここでは、濱田庄司氏の
作品やコレクションが見られます。






     

もちろん、
元邸宅や工房や窯も。










                   


濱田庄司氏の
蹴ロクロに座ってみたり・・・。











この薪の積み方は、
機能的で実用的ですね。  

小枝などを入れておく場所も
すぐ脇にありました。







      
庭園は紅葉し、
とてもきれいです。

この石の羊、
反対側にもう一匹、対になって
置いてあるんですが、

濱田氏は
イギリス滞在中を懐かしんで、
庭に羊を置いたのでしょうか?  


イギリスの田舎には、どこに行っても羊がいた
とユアンが言ってました。

子供達も石畳で

「じゃんけんポン・・・・
チ・ヨ・コ・レ・ー・ト」
と遊んでました。
(私もよくやったなぁ 笑) 









出入り口の門の側には、
冬桜が咲いていました。   


現実から切り離されたような
静けさの中、
気持ちよく散策できました。






    
そして、益子に行ったら、
ここで記念写真しないとですね。(笑)  

大きな狸の下で。

大きいでしょう?!
狸も・・・・・・も!(笑)   


失礼しました(汗)  

2008/11/05

モンスターのご馳走?!

4日間の陶器市も無事に終わりました。  

多くの方が立ち寄って下さり、
とてもうれしかったです。
ありがとうございました。  

小学生の子どもたちは、
一人ずつ朝から夕方まで
ユアンと一緒に陶器市会場に行き、
手伝ってくれました。

疲れて遊ぶこともありましたが、
りっぱな看板娘と看板息子です(笑)
     
遅くなりましたが、
10月31日はハロウィーンでしたね。  

今年も子供たちが
何やら作っていました。
手作りマスクでモンスターに!  

バットマンならぬバットガール
死神、骸骨男、お化け、目玉おやじ、
そして、
やけに楽しそうな吸血鬼。(笑)  

写真が少しボケてしまいましたが、

それでもユアンの目がギンギンと
輝いているのに笑ってしまいます。      

ユアンも陶器市のセッティングで忙しいのに
夕飯に色んなアイデアを出し、
楽しんで作ってました。
本当に楽しそうに作ってましたよ(笑)
   
血と内臓のカレー
(トマトとポークカレー)、

目玉とウジカレー
(ウズラ卵ともやしのカレー)

指いっぱいカレー
(ソーセージのカレー)

キョーレツ毒毒ライス
(緑に染めたご飯)。  

おいしそうには見えないけれど、
味はとっても良かったですよ(笑)   

実は、この緑のごはんが残ったので、
次の日におにぎりを作り、
陶器市のお昼にと持って行きました(笑)

子供たちは大喜びで、  
隣のテントの方にもおすそ分けしたら、
キョーレツだったけど、大ウケしてくれました♪ 
    
そして、もちろん乾杯には、
血のドリンク!

と言っても、ヘルシーな紫色の
野菜ジュースですが(笑)
なかなか、それっぽいでしょう?

恒例になりそうな、
クレイグ家の、
ハロウィーンの
モンスター・ディナーです。

2008/10/30

秋色益子陶器市

さて、今年も
秋色益子陶器市に出店します。

11月1日(土)~4日(火)  


ユアンのテント場所は、
「陶房ましやま」さんの
店舗前駐車場です。    

陽気に歌ったり、口笛を吹いたり
もちろん親父ギャグを言いながら
楽しくやってますので、
どうぞお立ち寄りください。      



実はうちのパソコンが、ついに壊れてしまいました。

だからしばらくブログの更新や、メールチェックができませんでした。  

修理の見積もりをしてもらったら、
何と!7万4千円!!  

ユアンと相談し、新しいパソコンを買いました。  

最新型ではないですが、
予算内で作業スピードのいいものを選びました。
やっと色々なインストールを終え、復活したところです(笑)
  
今年の
村田町蔵の陶器市も
無事に終わり、
多くの方が
立ち寄って下さったそうです。

ありがとうございました。  


今回は特に、
人との縁が深まったようでした。  

家族ぐるみで応援して下さったり、
さりげない手伝いをしてもらったり、
商店街の方たちにも親しくしていただいたり、
心の温かいものをたくさんもらったそうです。

ありがとうございました。  


この前の週末のワークショップも大好評だったそうです。  

陶芸とお茶を通して、日本橋の「割烹とよだ」さんの料理、
「海老屋美術店」さんの茶器、茶碗の話、茶室でのお茶会、
工房でのロクロ制作と盛りだくさんだったそうです。 

       
29日は
長女の誕生日でした。
11才になりました。  

子供の成長の早さを感じます。  

そして、私もユアンも
親になって11才です。  

まだまだ試行錯誤して
育児をしている自分ですが、
子供を通して考え、
学ぶことがたくさんありました。

笑ったり、怒ったり、泣いたりしながら
一緒に成長している気がします。  

この子たちが成長して、どんな大人になるのか、
楽しみにしながら、時を一緒に過ごしていきたいです。  

私の子供に産まれてくれて、ありがとう。
私を母親にしてくれて、ありがとう。  

Happy Birthday Sora ☆  

2008/10/17

村田町、蔵の陶器市が始まりました!


17日の今日から3日間行われる
宮城県村田町の蔵の陶器市に
ユアンは今年も参加します。  


村田町蔵の陶器市
10月17日(金)~19日(日)

  
問合せ先:
みやぎ村田町蔵の陶器市
実行委員会事務局
(村田町商工会内)

宮城県柴田郡村田町大字村田字西田51
TEL 0224-83-2267
FAX 0224-83-5830



蔵に陶器を展示し、とても趣のある陶器市です。  

通りを歩いていると、もしかしたらどこからか
親父ギャグや口笛が聞こえてくるかもしれません(笑)  

この陶器市中は毎年、宮城県蔵王、
青根温泉の岡崎旅館の湯治場に
他の陶芸家の人達と一緒に泊まり、
温泉に入り、自炊しながら、
ちょっと合宿のような感じで楽しみながら、
がんばっています。  


ちなみに、この温泉は「若返りの湯」だそうです。  

そう言えば、疲れているけれど毎年陶器市から、
お肌が「つやつや」で帰って来てました!!  

良く笑い、良く動き、「若返りの湯」となれば、
また親父ギャグにも磨きが掛かるのでしょう・・・・・・か?(笑)

2008/10/12

山深きごとき・・・



うつわ坂さんでの個展が
無事に終わりました。  

新たな人の縁もあり、
とてもうれしかったです。
ここにお礼を言わせてください。 

ありがとうございました。      




さて最近、ユアンは
新たな色を試験しています。  

釉薬の配合を計算し、
割合を少しずつ変え、色味を作ります。  

これを窯に入れ、焼いて結果を見ます。  

この色見用の陶片は、
花形鉢を作った時に
切り取った部分を取っておいて、
それに試験用の釉薬を付けました。  


なんだか山々の重なりのよう・・・。
色のグラデーションに味があります。      


これは釉薬の配合を
書いたノートです。  

土や窯焚きに合わせたり、
求める色を探したりして、
釉薬を配合していきます。   

ここから、あの漆のような黒釉や、
グレー掛かった青磁釉が
生まれてきました。    

陶芸の過程は、華やかなロクロでの制作や窯焚きの他に
数多くの雑務のような過程があり、初めて作品という形になっていきます。   

今度はどんな色ができるのでしょうか?
それがどんな形で作品に使われるのでしょうか?  

私も楽しみです。 

2008/09/18

うつわ坂にて、ユアン・クレイグ器展が始まりました。



ユアン クレイグ器展


うつわ坂

9月17(水)~10月6日(月)
AM10:00 ~ PM7:00 (火曜日定休)


埼玉県坂戸市南町22-4
TEL 049-281-2400
http://utsuwazaka.com/shop.html




新宿高島屋での展示会は無事に終わりました。
多くの方が足を運んでくださり、
ユアンは、とてもうれしかったそうです。
本当にありがとうございました。    

一息つく間もなく、今度は上記の、
埼玉県坂戸市の「うつわ坂」さんにて個展が始まりました。
雰囲気のとても素敵なお店です。  

忙しいユアンのために、
画廊のご主人がわざわざ作品を取りに来てくださり、
とても助かりました。ありがとうございます。  

時々色んなことで落ち込むこともあるけれど、
多くの方から助けられたり、協力してもらったり、
人の優しさに触れ、感謝の気持ちでいっぱいです。  

また、笑ってがんばろうと思えます。  

高島屋の展示会の合間に制作し、
雨で作品が乾かなかったりと、
制作が進まないこともありましたが、
何とか窯焚きができました。  

窯詰めの写真は撮ったのですが、
窯を開けた時の写真は撮り損ねてしまいました。    


この窯焚きはいつもより
オレンジ色が少し違う焼き上がりになりました。
ほんのり紫かかったような、オレンジ色に思えます。  


この個展にもこの時の作品が並んでいます。

もしご都合がつくようでしたら、ぜひお立ち寄り、ご覧ください。    


ユアンは子供の運動会が週末にあるので、
画廊に行ける日が、まだ決まっていません。
できれば、日曜日ごとに行きたいのですが、
天気次第なんです・・・・。   

合い間は制作に励みます。    

来月10月からは、かなり忙しい時になります。  

村田陶器市、ワークショップ、益子陶器市、
ギャラリー・セント・アイヴスでの個展、
この個展中にすぐ近くのレストランにて
ユアンの器を使ってお食事ができる予定です。  

詳しくは、このブログでまたお知らせしていきます。

 

2008/09/03

ロウつけ & 釉薬掛け


作品に釉薬掛けをする前に、
蝋をつける作業があります。    

釉薬を掛けたくない場所などに
蝋をつけ釉薬をはじかせます。    


それに加えて、ユアンが
工夫していることがあります。      


薪窯で焚くので、
灰が隙間まで入り込み熱で溶け、
蓋や棚板に作品が
くっついてしまうのを防ぐために
蝋にアルミナを混ぜたものを
高台や蓋の合わせ目に塗っているんです。  

アルミナは窯焚きの温度よりも
高い温度でないと熔けないので
普段は棚板に塗ります。  

その粉末を混ぜた蝋と、
蝋だけのものの2種類を
使い分けているんです。      

この作業を写真に撮るため、
今日やっと分かった
デジカメラの機能で
光源を蛍光灯に選択し、
ISOを最大400にして
(私のこのカメラで最大です 笑)
シャッターを押すと・・・・、  

今まで回転しているものを撮ると、
ピンボケになっていたものが、
ブレずに撮れました!

今回の写真がそうです。  

何で今まで気づかなかったのだろう??(笑)
と思ったものの、画質が荒く仕上がり、
ちょっと満足できませんでした・・・。  

カメラは奥が深く、難しいです・・・・・・・。

2008/08/29

ただいま乾燥中。

最近、雨の日が続いてますね。
それも豪雨、雷雨と
激しい雨が多いです。  

ユアンは高島屋の展示会の
合い間で、制作に励んでいます。    

でも、雨続きで作品が乾きません!! 

ユアンは素焼きをせず、
生で本焼します。
作品をよく乾燥させてから、
釉薬掛けをするので乾燥しないと
次の過程に進めません。   

しばしの晴れ間に天日干しをしても
天気が変わりやすく、
雨に濡れると作品がダメになってしまうので
変わりやすい空を見ながら、制作しています。

後は、仕方ないので
扇風機の出番です。  

1日、工房で扇風機を回し、
乾燥を即します。  

コーヒーポットやティーポットなどは
乾燥に気をつけないと
ヒビが入ってしまいます。  

焦らず、慎重にです。      


ところで、高島屋の展示会は、
セッティング時には作品数はちょうどよい位でしたが、
すぐにあちらから、
「作品を追加してもらえますか?」
と依頼があり、うれしい限りです。  

それで展示会半ばで作品を追加しました。  

昨夜、ひどい雨の中、
ギャラリー・セント・アイヴスのご主人の井坂さんが
東京から車で作品を受け取りに来ました。    

最初の作品数よりも上回る数を追加しました。  

展示会最初より、また違った作品もご覧下さい。 

2008/08/17

「ユアン・クレイグの世界」です。


残暑お見舞い申し上げます。  

ご無沙汰しています。
なかなか更新できなくて、すみません。  

子供たちが夏休みでドタバタしているのと
うちのコンピューターの調子が良くなくて、
なだめながら、このブログを書いています。  

メーカーへPCを修理に出さないと、
以前のようには使えない状態です・・・・。
困りました・・・・・(涙)      

使える内に気を取り直して、
ユアンの展示会のお知らせをします。


       
「ユアン・クレイグの世界」

8月20日(水)~9月9日(火)
新宿高島屋 10階 
NYタカシマヤホーム

作家在廊日:
8/20、23、24、9/6~9 
(最終日はPM5時まで)  



実は、三人展だとずっと思っていたのですが、
案内状のハガキが出来上がり、いただいて見てみたら、

「ユアン・クレイグの世界」となっていて、
びっくりしました(笑)  

三人展ですが、ユアンがメインなんだそうです。  


9月に埼玉県の「うつわ坂」さんでも展示会があるので
今回は洋食器の作品がメインです。

「うつわ坂」さんでは和食器の作品をメインに
構成したいと思っているそうです。  

ご都合のつく方は、ぜひお立ち寄りください。  

2008/07/10

マーフィーの法則?!

知人に言われました。  

「マーフィーの法則?! 」と。(笑)  

ユアンが長期で留守にしたり、イベントがある度になぜか、
末っ子が熱を出す気がします・・・・・。  

ユアンがイギリスへ旅立ってから、
末息子は38℃~39℃の高熱が続き、 その後37.6℃が続き、
今度はしばらく朝は37℃、夜は37.6℃の微熱が・・・。  

なかなか治りが遅く、心配でした。
やっと昨日、36℃台に入って安心しました。    

「ずっと高熱が続いて、体力も落ちてるから
食欲が戻るまでは、保育所を休ませてあげて」
とお医者さんが言うので、今週もずっと休ませることにしました。    

結局、約2週間の自宅療養です。
子供の病気は自分より心配。  

でも肺炎にならず、本当によかった。    


ユアンが留守の間、一人を楽しもうなんて甘い考えでしたね(笑)      


そう言えば、Skypeを使って、テレビ電話で
イギリスのユアンと話しています。  

みんなで変な顔して大笑いしたり、マイクを取り合ったり、
カメラの前を横切ったり、子供たちは大騒ぎでしたよ(笑)  

でも、ちゃんと話ができませ~ん!    

窯は色々あったものの、無事に出来上がり、窯焚きも順調に終わり、
たぶん今日が窯出しだと思います。  

スライドレクチャーも大盛況で、
2時間半のところが時間をオーバーして5時間も!!  
安心しました・・・。    


Skypeを切った後に、  
「Skypeをすると、ダディの顔を見て話せてうれしいんだけど、
その後、すごく寂しくなる・・・・」
と次男がポツリと言いました。  

分かるよ。その気持ち。 寂しいよね。
でも、その気持ちが分かるのは、心に素直なんだよね。  

ちょっと子供の心の成長を見ました。    


それから、ユアンがイギリスへ行って4~5日経ってから
陶芸の工房のホワイトボードにメッセージを見つけました。  

ユアンが行く前に書いておいたものでした。  

読んで、涙が出そうになってしまいました。
今頃気づいた自分に笑ったりもしましたが・・・(笑)  

子供たちに気づいたかどうか聞いたら、
やっぱり気づかなかったそうです。(笑)  

「うれしいけど、なんだか寂しいね・・・」
と、それを読んで、みんなでしんみりしてしまいました。  

今度の土曜日にユアンが日本に戻るのを、
家族みんなで、指折り数えて楽しみにしてます。

2008/06/29

取材がありました。


8月26日発売の刊の
マグカップの特集記事のため
陶芸雑誌「つくる陶磁郎」
の取材が23日にありました。      

朝から夕方までかかりました。      




変な緊張感はなく、和やかに進み、
フラッシュが絶え間なくたかれ 撮影される中、
ユアンは普通にロクロをまわし、
制作していてすごいなぁと見ていました。    

どういう記事になるのか楽しみです。      

細部の技法を撮影のため、
工房内にスクリーンを張り、
照明器具を置いたり、
編集者の方やカメラマンさんが入り、
狭い工房がいっそう狭くなりました・・・・。  

でも撮影後に器具を片付けたとたん、
あの狭い工房が
とても広く感じられましたよ(笑)     

私は撮影のセットや照明など
色々勉強になり、
ちょっと得した気分です。 
        
終わりのところで、
カメラマンさんが子供たちにも
シャッターを押させてくれました。  

小さなカメラマンです♪  

こんな大きなカメラで撮らせてもらい、
子供たちも大喜びでした。  

ただシャッターの力加減が
よく分からなかったみたいで
なかなかシャッターを押せず、

モデルのユアンは、
ずっと笑顔を作るのに
疲れてしまいました(笑) 
   

でも、さすがプロのカメラとセットです。  

子供が撮ったにしては、
なかなかの出来ではありませんか?              







翌日からユアンは、 削り、釉薬掛け、窯詰めをし、
28日に窯焚きをしました。  

30日に作品を窯から出し、 注文の作品を箱詰めして搬入し、

ユアンは7月1日の早朝、成田空港へ向かい、
イギリスのウェールズへ出発します。  

窯を冷ましている29日はお休みになりますが、
実は私の誕生日なので、休みになるように
必死でスケジュールを組んだようです。  

忙しいのに、ありがとう。

2008/06/17

慌ただしいこの頃・・・・

久しぶりの更新となってしまいました。   

末息子の調子が良くなったと思ったら、
今度は咳の風邪になったり、
今はやっと本調子になり
安心したところです。      


まず、
日本橋の海老屋美術店での個展に
たくさんの方が来てくださいました。
ここでお礼を言わせてください。  

どうもありがとうございました。
ユアンもとても喜んでしました。  

会期中に3度も足を運んでくれた方も
何人かいらしたそうです。  

個展が終わり、一息ついてから、
また作品の制作や、しばらく放置状態だった
庭の草刈りなど、ユアンは忙しく体を動かしています。  

また、7月1日から11日まではイギリスに行き、
友人のところでユアン窯を造り、ワークショップをし、
窯焚きをして日本に戻ります。  

その前に、作品を制作し、一度窯焚きをする予定です。    


それから、23日に雑誌の「つくる陶磁郎」での特集記事
「100のマグカップ」の記事のため、取材を受けることになりました。  

8月26日発行の刊に記事が載る予定です。 

   
またまた大忙しです・・・・。

なんだか、いつも何かしらで 、忙しくしている気がします。(笑)  

いくら、元気なオージー親父でも 、無理はしないで欲しいです。       


そんな中、
ユアンは会津若松経由で
この週末に新潟県の月岡温泉へ
自治会のバス旅行に行って来ました。  

ここの自治会内に班がいくつかあり、
今年、うちは3班の班長となり、
色々教わりながら、
役目を果たそうとしています。 


そして、出発して1時間程で
地震が発生しました。
そうです。
宮城県中陸地震の起こった日です。  

携帯電話を持たないユアンに、
こちらからは連絡できず、
出発して1時間だから、
震源地にはそれ程近くないはず・・・・
と思ってはいても、心配していたら、  

「大丈夫だよ。
これから向かう場所も大丈夫だから、
心配しないで。」
と、電話が入り、安心しました。 

          
日曜日に帰ってから、
お土産の海産物など おいしい物と一緒に、
お土産話を色々聞かせてくれました。  

会津の武家屋敷を訪れ、
そこの茶室に感動したそうです。  

60万株のあやめ園に行たり、
宿泊した温泉ホテルで
温泉に入ったり、
宴会、カラオケなどなど・・・・。  

翌朝、弥彦神社を参拝し、
回廊など建物に感動したそうです。  

寺泊の海産物市場に行ってお買い物したり・・・。  

そうそう、
初めての日本海へも行ったそうです。

私は実家が群馬なので、
海水浴はいつも新潟の日本海でした。
懐かしいです。  

ガソリンスタンドでポリタンクを買い、
海水を入れ、持って帰って来ました。
かなりの重さでしたが・・・。  

「海水で塩を作ってみたい」
と息子が最近言っていたので、
ちょっと、がんばっちゃったそうです(笑) 
   
道中もホテルでも、
皆さんかなり
飲むモードだったそうです。(笑)  

ユアンは自分のペースで、
飲みすぎないようしてたそうですが、
それがかえって誤解を招き、  

「ユアンさんはアルコールに強い。
飲んでも酔わない。」
と思われてしまったようです(笑)  


とにかく、無事に戻り、お役目も果たせ、
めでたし、めでたし。  

また翌日から、日常に戻り、草刈りや制作などに励んでいます。
                           

ちなみに、この温泉、

「美人になれる温泉 」
だそうです。  

美人になれたかな?
ユアン?(笑)