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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2010/06/23

窯焚き


今朝、 5時30分に火を入れ、
窯焚きをしています。


今日から2泊3日で、
長男が茨城県にある
臨海学校に行きました。

長女は部活の朝練があり、
他の子供たちも、今日は早起きでした。
(めずらしい・・・笑)


ただ、
末息子は週末に高熱を出し、
熱が下がったと思ったら、
今度は蕁麻疹に・・・・。

保育所はずっとお休みして、
また病院に行ってきました。

どうやら、風邪のウイルスのせいで
治りかけに蕁麻疹になったようです。

早く良くなるといいな・・・。


私たちが家に戻ると、
ユアンは、窯焚きをしながら、
シャベルで何やらやっていました。

見ると、
窯場のわきに溝を掘り、
レンガを敷き、
手作りの側溝を造ってました。

雨のたびに、
庭の土が流され、
少しずつ積もっていき、
柱が土で埋もれて、
もろくなっていました。

これで少しは、良くなることでしょう。




窯は今、1250度です。


この作業しながらなので、


これからソーダ灰を入れていきます。



ソーダ灰を水に溶いて、
霧吹きで入れていく人もいますが、

ユアンは、
熱湯に、おが屑とソーダ灰を入れ
よくかき混ぜます。




それを薪の上にのせ、
窯に入れます。

薪と一緒に燃えながら気化し、
作品に被っていくのです。

1時間半くらいかけて
ゆっくりとソーダ灰を
入れていきます。









そして、あと何時間かで
窯焚きが終わります。

ユアンは汗びっしょりになって、
頑張っています。




焼き上がりが楽しみです。

2 件のコメント:

  1. 1200度ですか・・・薪ストーブなら壊れてしまう温度ですぅ(>.<) って、薪ストーブとは違う次元なんですけれど・・・(;^_^A アセアセ・・・

    1200度だと鉄も溶けちゃうんですよねぇ・・・煤など綺麗に燃焼されてしまう温度・・・(鋳物はそのぐらいの温度で溶けるとか・・・) 

    あの時計ストーブが真っ赤になるのがだいたい700度ぐらいだから・・・想像したら熱くって熱くって・・・(ステンレス等は1500度強ぐらいで溶けるそうですが)

    でも、この窯の中で起きる気流の流れも読んで作品を並べるなどさすがプロですねぇ。 これなどほんとうに窯のドラフト効果に大きく影響されるのでしょうから、最初の設計からこれらの事を熟知してできる事とわかります。

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  2. ヒゲMacさん>

    ユアンは1300度まで温度を上げて窯焚きをしているので、
    マグマの温度の1200度より高いですよね。(笑)

    マグマは何億年もゆっくり時間を掛けているので
    この温度でも溶けるのですが、
    陶芸家は人間の時間で溶かしていくので、もっと温度を上げないとなのです。

    灰が溶けるのが1300度ですが、溶岩の原理で1260度と低い温度でも長い時間を(何日間など)掛けることで、灰を溶かすことができるんです。

    この40度の違いは大きく、ここを上げるのが難しい窯もあります。
    また薪が湿っていても難しいですね。

    多くの陶芸家が松薪を使うのは、木に含まれる油分が多く、
    よく燃え温度が上がりやすいからです。

    それを考えると、ユアン窯は少しのコツと薪が乾いていれば、どんな薪でも温度が上がります。
    薪を詰め過ぎず、オキがたまり過ぎないようにして窯が窒息しないよう気を付け、温度・炎・気流の流れを見ながら窯を焚いています。
    時には、窯が温度を上げたがっているのを、上がり過ぎないよう押さえて焚くこともあるんです

    返信削除

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。