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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2007/09/22

窯 一丁上がり!!


「山椒は小粒でピリリと辛い!」

ユアンの窯はそんな窯だと、

私は思う。  

小さくて、コンパクト。 

大きな窯と違い迫力や面白みがないように

思われることもあるけど、

秘められた可能性は計り知れないです。

   

よく薪窯での窯焚きは、

炎との戦いと言われるけれど、

この窯はもっと穏やかで、

炎を通して窯と焚き手とのやり取りのように思えます。


一般に薪窯で使われる薪は

約10トンですが、

この窯は400kg程で焚けます。

 


薪のためにわざわざ木を切るのでなく、

廃材・端材を使って焚けます。

  

ユアン自身の作品には、

灰を被せ過ぎないようにして焚いているので、

この窯はあまり灰が被らない

というように誤解されることもあるけど、

そんなことはありません。 

灰を被らせるように焚けば、

14~5時間で、

穴窯で3日3晩もしくは

それ以上の日数で焚いたものと

同じくらい、灰が被ります。

   

「地球環境を考えるなら、陶芸をやめるべきだよ」

と、ある時そう言われたことがあります。

 

私たちが生活するうえで

エネルギーを使ったり、

二酸化酸素を排出したりは

避けられないです。


でも、最小限に抑えていくことは出来ます。

 

化石燃料を使うのでなく、

もっと薪に対して責任を持ち、

もっと意識を持ってやっていくことに意味がある。

 

この窯を設計したのはそんな理由もありました。

  
今回の窯造りのワークショップは

計画していた通りでないことや、

本当に色々ありました。

 



でも参加者の方たちは真剣に参加し、

一生懸命窯を造り、

何か強い絆で結ばれたようでした。

  

毎日土埃で全身汚れて、

疲れ果てて帰ってきましたが、

 

ユアンの多くの思いも

伝えることができたようです。

 

お疲れさまでした。

       

このワークショップの過程がユアンのブログに書いてあります。

ユアンが合い間に書き、英文ですが、

もしよければご覧下さい。

Euan The Potter  

http://euancraig.blogspot.com/

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