ギャラリー・セントアイヴスでの
締めくくりの個展が
無事に終えることが出来ました。
多くの方が足を運んで下さり、
本当にありがとうございました。
実は私がうっかりしていて、
ボックス・アート展を忘れていました。
宇都宮のギャラリー・イン・ザ・ブルーにて
約30人の陶の作家が
それぞれ「箱」をテーマに
作品を制作し、展示します。
Box Art 展 2007
-陶の作家ー
12月5日(水)~14日(金)
10:00~6:00
(日曜休廊・最終日4:00まで)
ギャラリー・イン・ザ・ブルー
栃木県宇都宮市東宿郷3-1-9
あかねビル1F
TELL: 028-635-5832
個展が始まって、中日の平日は
ユアンはうちに居たのですが、
何やらデザインを書き出し、
制作をしているので、聞いてみたら
「ボックス・アート展に出す作品だ」
と言うので、思い出しました。
忘れていたのは、私だけでしたが・・・(笑)
そして、一窯分の作品がなく、
その作品だけでは窯焚きできないので、
なんとユアンは小さな窯を
造ってしまいました。
楽焼でなく、しっかり焼ける窯です。
朝からレンガを積み出して、
あっという間に造ってしまいました。
それも、窯のドアにしているレンガを使って・・・。
そして、作品を入れ、
午後1時から焚き始めました。
最初の600度までは慎重に温度を上げ、
その後はどんどん温度を上げていきました。
このチビ窯、
小さいので薪を入れる度に、
がくんと温度が下がります。
そして、またぐんぐんと上がっていき、
この繰り返しです。
でも、結局約6時間、
温度計で1270度まで上げ、焼き上げました。
そして、作品を入れる木の箱を作り、
ニス塗りをして、仕上げました。
作品搬入の日は3日で個展の最終日だったので、
私と末息子の2人で行ってきました。
私が作品を壁にネジでとめている時に、
息子は、ギャラリーの人に
お菓子やみかんをいただいて
「あいがとう」と、うれしそうに食べていました。
そして、みかん片手に、私のところにやって来て、
「はい!どう~ぞ」と、
みかんではなく、ネジを一つずつ手渡しして、
お手伝いしてくれました。(笑)
ちょっと分りにくい写真で
申し訳ないですが、
作品のタイトルは、
「BOXED BOX ・ 箱の中の箱 」
箱は実用的な物です。
何かを入れるための物です。
美術は「美」についての抽象的な
考えを具体的な形にして
伝えるための挑戦です。
この作品は箱の中に箱が入っています。
それぞれの箱は物を入れる
という実用的面もあり、
そしてまた、逆さに置き、
作る過程の美も見ることが出来ます。
つまり、全ての美術は実用的です。
例え、アイデアを伝えるためだけの実用性であっても・・・。
ユアン クレイグ
A box is a functional object. Its purpose is to contain things.
Art is an attempt to communicate an abstract thought
about beauty in physical form.
This work is a box containing boxes.
Each individual box can be used as a functional object
to contain things,but may also be displayed upside down
to display the beauty of process.In essence, all art is functional,
even if that function is only to communicate an idea.
Euan Craig
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